ミミズを活用した環境教育実践モデル事業
循環型社会の学習に”みみず”を活用
◆有機ゴミを削減するために”みみず”を活用してゴミを堆肥に変える試みは古くから行われてきました。欧米においては、刑務所、病院、野球場、農場などで排出される大量の生ゴミや有機ゴミを「みみずコンポスト」という形で堆肥化することで活用する試みが一般化されています。
◆みみずの糞には通常の土よりも窒素分が約5倍、りんが7倍、カリウムが11倍も多く含まれており、さらに作物の成長を助ける大量の微生物も豊富に発生するため、土壌の状態を豊かにしてくれる機能があります。
◆無臭で、小電力、小スペースで生ゴミを処理し、コンポスト(堆肥)化する試みは、従来のバクテリアによって生ゴミを処理する手段や電気を使った生ゴミ処理機などと比べるて、効率的で且つ肥料価値の高い、上質の肥料を生み出すことができます。
◆こうした生ゴミを堆肥に変換してしまう”ミミズの機能”を「循環型社会システム」のモデル事業としてとりあげ、小中学校の教育現場において、「環境教育」の実践として活用している事例も各地で増えてきました。しかも二酸化炭素の発生を防ぐ効果があります。
◆本研究所では以前から環境省・環境教育推進室等と交流しながら「環境教育」に関する教諭用の指導テキスト及び指導プログラムの研究・検討を行ってきました。本提案では、これからの環境社型社会システムのモデルを地域社会で共有するとともに、食・農・健康・環境・教育が連関した健康実践まちづくりにつながるプログラムを提供したいと思います。
みみずリサイクルBOX 映像で紹介
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東北太平洋沖震災被害児童生徒支援に関わる提案
被災児童生徒支援を考える八王子市有志の会
2011年3月31日
■はじめに
・東京都教育長は、平成23年3月18日に「東北地方太平洋沖震災の被災地域からの児童・生徒の受け入れについて」を発表しました。今回の未曾有の震災・津波・原発事故の悲惨さをみれば、当然の対策であり、対応の素早さが求められています。
・上記に伴い、江東区夢の島「BumB東京スポーツ文化館」のほか、八王子市の都施設「高尾の森わくわくビレッジ」が震災児童生徒の受け入れ施設として指定されました。
・私たち八王子市民は、この震災の悲劇をもとに被災者と分かち合い、1日でも早い復興と生活の再建を真に望むものです。このような背景と動機から、「被災児童生徒の支援を考える八王子有志の会」は「高尾の森わくわくビレッジ」に長期滞在が見込まれる児童生徒の教育見地からのケアとフォローを行うことを目的的に立ち上がりました。
・かようなことから、本提案は、受け入れ児童生徒に対する具体的な取り組みについての提案を行うものです。